おかねちょーだい

金の、中でも金を手にいれる話をしますよ。みんなそれを聞きたいんだから。それが知りたくてこのラジオを聴いてるわけですからね。金はどうやれば手に入るのか。

じゃあ金って、お前ら口を開けば金って言うけども、どうやって手に入れるんだって話ですよ。金の入手経路は分かってんのかと。

この金の入手経路って、基本一つしかないんです。これはもうどんな人間でも一つしかない。どんな金持ちだろうが、赤ちゃんから103歳の人まで、人間が金を手に入れるにはこれしかないっていう方法が一つだけあるんですよ。

分かりますか？

はい。ここ大事で、金を手にいれるには人からもらう以外ないんですよ。作っちゃダメだからね。これはもうどの国でもダメでしょ。金は作っちゃダメなんです。

拾うことも、まあ、そうない。拾ったとしても届けなきゃいけないし、届けたとしても落とし主が「あげるよ」って言ったらもらえるわけで、結局人からもらってるわけですよね。

お給料にしても、会社から「もらう」という形です。どんなものでもそう。金ってもらうしかないんです。

ここ、本当に大事なとこ。もし今回のラジオがYouTubeだったら、この「金はもらうもの」っていうのが、字幕ででっかく出ますね。

金は人からもらうもの。それ以外の入手経路は存在しない。ビル・ゲイツだろうが、普通のOLさんだろうが、もらうしかない。勝手に作るのはダメなんだから。

ということは、お金を手に入れる方法は、基本の基本的なところは全て同じなんです。

みんなお金が欲しいわけですよね。「お金欲しいな」って思う。そのお金を手に入れる方法は何ですかって聞かれたら、なんて答えます？

多分いろいろ答えますよね。「お仕事とかバイトして」って言う人もいるでしょうし、「価値のあるものを作って」とか、まあ立派なことを言う人もいるでしょう。

でも、それらは本当は一言になるんです。元を正すと、それって要は「お金ちょうだい」っていうところから始まる。この「お金ちょうだい」が、金をもらう一番最初の方法だってのを、今日は何度も話します。

みんな難しく考えるじゃないですか。「バイトしてお仕事をして、人の役に立ってもらいます」とか「みんなを驚かせるようなものを発明して、その対価としていただきます」とか「世の中への貢献度に比例してお金がもらえるんです」とか。

でも、それ全部難しく考えてるの。間違ってるわけじゃないけど、難しいのね。

だってお金なんてもらうしかないんだから。てことは、人から何かをもらうにはどうすればいいのかっつったら、「ちょうだい」って言うしかないじゃない。

ここなんですよ、本当に。

例えば学校で、隣の席の友達がチロルチョコを食べてますと。箱買いしたのか知らないけど、いっぱい持ってる。私は持ってないけど、食べたい。どうしますか？

まず「ちょうだい」って言うでしょ。一番最初に何するかっつったら、「ちょうだい」って言うじゃん。

まあ、多分くれますよ。「ああ、いいよ。あげるよ」って。

でも、もし「ちょうだい」って言ったときに「え、どうしようかな。じゃあ今日、教科書忘れたから貸して。そしたらいいよ」って言われたら、「あ、じゃあ教科書貸すね」って言って、チロルチョコをもらうとかさ。そういう風になるじゃないですか。

もしくは「今日、掃除当番代わってくれたらチロルチョコ2個あげるよ」とか。「あ、じゃあやるね」ってなって、もらうとかさ。

それと同じなんだよね。

これを本当に忘れないでほしい。みんな、そこをまず忘れちゃうわけ。「いや、お金なんて『ちょうだい』って言ったってくれるわけないだろ」ってとこから始まっちゃう。

でも、そうじゃない。もちろん言う相手にはよりますけど、時と場合によっては、「ちょうだい」って言っただけでもらえるシーンなんて、実は山ほどあるわけ。

そもそも、お金ってのは人からもらうしかないんだから。人から何かをもらうには、どうしたらいいですか？

まずは「ちょうだい」って言うことじゃない。それが受け入れられるかは別として、まずはそこからなのよ。

この考え方を覚えておくと、これからどんなお仕事とかアクティビティをするにしても、すごく楽になってきます。

じゃあ今、会社に行ってる子も多いでしょう。普通の感覚で言うと、会社で月に20日とかしっかり働いて、業務をやればお給料がもらえる。みんなそう考えちゃうじゃないですか。

「人の役に立って初めてお金は手に入れられるんだ」みたいに。

いや、でもそうじゃないのよ。別に「くれ」っつったらもらえる場合はあるからね。基本は「くれ」って言って「あげるよ」ってのがまずあるわけだから。

会社でお金をもらうことの魔法的な考え方は、こう。

会社に対して「金くれ」って言うの。「お金ちょうだい。月に20万とか30万とか、ちょうだいよ」ってあなたが言うわけ。

そうすると会社は「まあ、あるにはあるけど…。じゃあ、これとこれとこれをやって。月曜から金曜までこういうことやってくれたら、お金あげるよ」って言う。

「うん、じゃあまあいいか」ってことで、あなたはそれをやってる。

そういう認識の仕方をしてほしい。

それぐらい、金を手に入れるってことを簡単にしといてほしい。

なんでこんな話をするかって言うと、そうしないと、どんどん金を手に入れるのが難しくなるから。

それこそ成功の話と一緒で、成功しやすくするには成功の条件を緩めるのが大事って言いましたけど、お金に関してもそう。手に入れる方法を、本当に簡単にしておいてほしい。

お金が欲しいなと思ったら、まず「金くれって誰に言いに行こうかな」とか。それぐらい分かりやすくしてほしいの。

分かりやすいし、簡単だし、しかも事実じゃない。お金ってのは誰かからもらうしかないんだから。

人から物をもらうにはどうするの？ まず「ちょうだい」って言いましょう。これ、幼稚園児でも分かりますよね。そこを本当にみんなやらない。「ありえない」って思っちゃう。

いや、でもそうじゃないよ。「ちょうだい」って言って、相手が渡しやすくなるように「じゃあ、こっちも何かあげるよ」とか「こうするよ」とか、やり取りを円滑にするために、仕事があったり何かを提供したりするだけ。

本質はそこ。

だから本当に、それぐらい簡単にしといてください。お金をもらうってのは、何も難しくないの。「くれよ」って言えば、誰かくれるから。貸してじゃないよ。「くれ」だよ。チロルチョコ貸してって言わないでしょ。食えないじゃん。

この考え方を忘れちゃうと、お金を手に入れる難易度がどんどん跳ね上がっていきます。「人の役に立つものを提供しなきゃいけないんだ」とか「人より違う才能がないとできないんだ」とか。世の中の人、ほとんどそう思ってますよね。

でも関係ないの。人より優れてるとか、何かが得意とか、できるできないとか、根本的に関係ない。

「くれ」って言うか、言わないか。

「くれ」って思うか、思わないか。それだけの違いでしかないから。

「金くれよ」っていうのをうまく言えれば、いっぱいもらえます。もう、ほんとそんなもんだと思って。

だからといって、いきなり人に「金くれ」って言っちゃダメですよ。親しい人だろうが、いきなり言うのはダメ。でも、基本はそこだから。

贈与税がどうとか、そういう面倒を回避するために「じゃあ、これやってくれたら、そのお礼でお金あげるよ」みたいな、そんな風な簡単な流れなんだってことを、しっかり意識してほしいんです。

この考え方が染みついてくると、お仕事してても働き方が変わってきますよ。

今までの考え方だと「しっかり仕事をして、能力に応じて金をもらうんだから、ちゃんとやらなきゃ」だったのが、「いや、まあ、これはもらうための儀式みたいなもんだから、なんとなくやってりゃいいか」ってことにもできるじゃない。実際、大体それで金もらえますから。

そう考えると、バイト探すにしても「金くれよ」っていろんなサイトに言いに行くわけでしょ。で、「これとこれとこれすればあげるよ」っていう内容が、簡単なら簡単なほど良いじゃないですか。楽にもらえりゃもらえるほどいいんだから。

そういう考えが、自然に自分の中から生まれてくる。

もちろん、最初から信じるのは難しいかもしれない。「『くれ』っつっても、もらえる人なんてそんなにいないんじゃないの」って思うでしょう。

でも、そこを自分の中で徐々に変えていくんです。

「いや、でもいるかも」

「あ、結構いるかも」みたいに。

そうやって、金を手に入れる難易度を自分の中で下げていくと、実際に下がります。

合法的にね。

例えば、今のお仕事で考えてみる。

今月は自分の感覚で100頑張って給料をもらったとしたら、来月は90ぐらいの頑張りで同じ額をもらってみる。

そうすると、10だけ簡単にもらえたことになるじゃないですか。その次は80にしてみる、70にしてみる。

それを続けていくと「え、こんなんでこんだけもらっていいの？」みたいになってくる。

さらに突き進めると「え、なんでこんなにもらえるの？『くれ』って言っただけで」みたいになってくるから。

そうなれば、「あ、やっぱり金って『くれ』って言ったらくれるんだな」っていう感覚になっていきます。

いきなりはなれなくても、徐々になっていけます。

この話、何回も聞いた方がいいんじゃない？

俺がこんなに「金くれつったらくれんだよ」みたいな話するの、他で聞かないでしょ。

何回も聞いてると「あ、そうかな」って気にもなってくるはずなんで。何度も聞いてみましょう。おしまい